私は鳥取県の老人保健施設に勤務している5年目の作業療法士(OT)です。
就職したての頃は、自分に自信がなく、その人にとって大切な作業が実現できるように関わっていきたい!という想いはあったのですが、中々それが出来ずに、辛く苦しんでいました。
しかし、色んな方との出逢いがあり、「作業療法をして作業療法士になっていく」という言葉を胸に、ADOCを使っていく中で、少しずつ変わっていき、今では「作業療法って楽しい!」と心から思える自分がいます。
「自分なんかがBlogを書いてもいいのだろうか…」と思っていたところ、ポンッと背中を押してくださり、一歩踏み出しました。
「息子にみんなのリハプランをみてもらい、 文面も良く分かるようにしてあるし、 おふくろは良い先生に逢えて幸せ者だといってくれました。 今は毎日がマフラー作りで頭がいっぱいで楽しいです。 口で言っても良いですが、涙が先に出て話も出来ませんので、 昼休みに走り書きにて御免なさい。 家で書くともっと上手に書けますけど(ウヌボレ)。 今後とも宜しくお願いいたします。」
と書いてありました。
老健に勤めて、初めて利用者さんからいただいた手紙。
みんなのリハプランをご家族に紹介し、 息子さんから褒められ、更に大切な意味のある作業であるマフラー作りを生活の中で楽しんでお られる利用者さん。
みんなのリハプランをご家族に紹介し、
左片麻痺になり13年間ずっと大好きだったマフラー作りが出来て いなかった方。
脳梗塞になる前まで編んでいた、編みかけのマフラーを見させていただいたときは、何とも言えない気持ちになりました。
ポンポン&マフラー作りを通して、 今まで交流がなかったデイケア内での手芸仲間も増え、 大好きなひ孫さんにプレゼントする楽しみ、夫が大切に着ていたセーターをほどいて作る素敵なマフ ラー。
脳梗塞になる前まで編んでいた、編みかけのマフラーを見させていただいたときは、何とも言えない気持ちになりました。
13年間の時が止まったマフラー |
ポンポン&マフラー作りを通して、
完成したマフラーを担当ケアマネージャーや担当看護師に嬉しそうにみせる姿は 、以前と違ってキラキラ輝いていました。
また、県外のOTさんから、 みんなのリハプランの片手でできる手芸をみて、 実際変わってきている利用者さんがいる! という報告を受けた事をお伝えすると、「 誰かの役に立って嬉しい!!」と喜びも感じておられます。
この方と関わっていくうちに、大切な作業の種はいつか芽となり、素敵な花が咲く♪ということを学びました。
これからも少しずつ、一歩一歩成長していきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
片手で13年ぶりに編んだマフラー |
この方と関わっていくうちに、大切な作業の種はいつか芽となり、素敵な花が咲く♪ということを学びました。
これからも少しずつ、一歩一歩成長していきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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