2014年10月4日土曜日

ふれあいランチルームに参加して

先月、私の母校である小学校に行ってきました。

そこでは「ふれあいランチルーム」といって、小学生と一緒に学校給食を食べて交流することができます。


             



全員で11人の小学校4年生のみなさんと担任の先生、保護者の方、弓浜絣を織っておられる方、祖母と一緒に給食をいただきました。




全校生徒が少なくなってきてはいるけれど、このような取り組みをして、色んな方と触れ合うことができる仕組みづくりは、とても興味深いなと思いました。

また、地域の伝統工芸である弓浜絣の綿を栽培するところから学んでいたりと、私が小学生の頃には学べなかったものまで吸収できる環境作りをされていて、とっても良いな♪と思いました。


          


給食を食べ終わると、4年生の女の子さん達が一緒に遊ぼうと誘ってくれました。

どんなことが得意?好き?と聴かれ、私は「絵を描くのが好きだよ♪」と言いました。

すると、私に絵を描いてほしいと何人もの生徒さんが自由帳をもってきました。




手首が痛くなるほど、アナとエルサを描きました…(笑)

見た事もない妖怪ウォッチのキャラクターもリクエストがあり、消しゴムについている絵を見ながら描きました(笑)


私は昔から絵を描くのが大好きで、美術の先生になるのが夢でした。3歳くらいの時は祖父母の喫茶店に来るお客さんの似顔絵を描いて遊んでいたそうです。

見たものをそのまま絵にすることはできるけど、オリジナルのキャラクターを考えて描いたりすることは苦手でした。

なので、自分で考えて描ける人は凄い!ただ見たものを描くだけなら誰にでもできるから、特別凄いことではない…と思っていました。

しかし、今回4年生の生徒さんに「凄い!私も描けるようになりたい」と声をたくさんかけてもらい、見たものをそのままにしか描けない私でもいいんだ!と想い、嬉しかったです。


みなさんと給食を食べて触れ合うことだけが目的だったはずが、気付いたら私の大好きな絵を描くという作業を通して、元気をもらっていました。

「あ!私、子ども達に作業療法してもらってる(笑)」と心の中で思いました。





思い返せば、私が絵や物作りが大好きになったのは、小学校の時の図工の先生との出逢いがきっかけでした。

私は他の子に比べて完成するのにとても時間がかかってしまうタイプだったらしいのですが、「絵が上手い人はいくらでもいる。だけど、最後まで粘り強くあきらめずに取り組んでいれば、それが絵に現れる。そこがお前の良いところだ」と懇談の時に言われたことを思い出しました。


小学生はとても純粋でキラキラしています。

先生との出逢い、自分が熱中できる作業との出逢い、色んな出逢いが待っている環境である小学校。

小学校にいて生徒さん達と関わっていると、普段老人保健施設の利用者さんと関わる時とはまた違ったワクワク感が溢れてきました。

母校に恩返しができるようにもっと地域に関わって行きたい。

それが作業療法士としてか、一人の境港人としてか、まだ未来のことはわからないけれど…。

母校とこうして繋がりがもてたのも何かの縁。

この繋がり・ご縁を大切にして、これからの日々を過ごしていきたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。